群馬県伊勢崎市の散骨


群馬県伊勢崎市の散骨事情メモ

伊勢崎市議会の質疑応答より

◇伊藤純子議員の質問
墓地とは、死者を祭るための場所であり、そこに遺骨が納められると法要を営むのが一般的ですが、近年、骨を細かく砕いた遺骨を海や山にまく、いわゆる散骨といった埋葬方法が取り入れられ、その認知度が高まっていると聞きます。
実際に業者に散骨を依頼する人も増加しているとのことで、遺骨遺棄罪に該当しないかなどといった問い合わせがあるほどです。
想定外だったと見えて、墓地埋葬法には散骨を明確に禁止しておらず、現在のところ、散骨は法律の対象外とされています。
そこで法務省は、散骨が節度を持って行われる限り違法性はないと見解を示しています。
実際に、経済的な理由から納骨できない、納骨の方法がわからない。
葬儀を行わなくても違法ではないからしないといった市民が少なくないことから、公衆衛生上の問題や宗教的感情の問題からも、国が散骨の定義なり、散骨が許容される区域を定める基準等を示した上で、何らかの条例規制が必要になる時代もやってくるものと私は予測しております。 


◇五十嵐清隆市長の答弁
 伊藤議員の御質問の第1点目、市営墓地整備についてお答え申し上げます。
まず、墓地に関する調査状況の件でございますが、県内の市町村の墓地の設置状況につきましては、平成20年9月の群馬県市町村経営公営墓地実態調査によりますと、県内12市で公営墓地を設置しておりますのは、前橋市、高崎市、太田市、沼田市、渋川市、富岡市及び安中市の7市でございます。
また、町村では中之条町、嬬恋村、草津町、高山村、東吾妻町、みなかみ町及び大泉町の7町村でございます。 
墓地の規模につきましては、最大規模の高崎市の八幡霊園が区画数で9,140区画、次いで前橋市の嶺公園墓地が7,311区画、太田市の八王子山公園墓地が3,365区画となっておりまして、最小規模が沼田市の園原墓地の30区画となっております。
墓地の形態につきましては、墓地の部分と市民の憩いの場としての公園の部分を兼ね備えた公園墓地と純然たる墓地だけのものがございます。 
また、平成9年に旧伊勢崎市で公営墓地建設の必要性について31人の住職へ意識調査を実施いたしておりますが、回答を分類いたしますと、建設が必要であるという答えが17人で54.8%、必要でないという答えが2人で6.4%、意見なし、その他が12人で38.8%となっており、建設を望む声が多くございました。


平成23年第4回伊勢崎市議会定例会会議録 第4号(P170) 伊藤純子議員 墓地について より

※五十嵐市長の答弁の中に、散骨にかんするものは見当たりませんでした。

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