アメーバニュースで葬儀料金の定額化に関しての記事がありました。
http://news.ameba.jp/20121029-55/
小さなお葬式の担当者に、葬儀料金の低価格化について話を聞いています。
【】引用
【「葬儀費用は年々下降傾向にあります。最大の要因は参列者の減少です。
葬儀の規模=親族の参加人数+会葬者(参列者)の参加人数のことですが、葬儀の規模が小規模化するのには幾つか理由が挙げられます」】
なんといっても、葬儀への参列者が減っているので、葬儀が小規模化し、その結果、葬儀にかけるお金も少なくなっているという
事情のようです。
他には以下のような要因があげられるそうです。
【 1 宗教観・葬儀観の変化
高齢者の介護期間が長期化するようになり、家族に心の準備ができるようになった。
お葬式の役割である遺族の心を癒す機能が形骸化していると考えられるという。
その結果、葬儀の意味が希薄化し大規模な葬儀が縮小する傾向になっている。】
葬儀の意味の希薄化は、これは大きいでしょうね。
最近はずっと、死因のナンバー1がガンです。
ガンは死にいたる確率の高い病気でありますが、これはある意味ガンとの闘病を通じて家族が最期の長いお別れをしていることにもなっております。
映画『エンディングノート』や最近公開された『終の信託』などは、終末期医療を扱った秀作ですが、これも見方を変えれば、“長いお葬式”とも言えます。
【 2 核家族化による葬儀予算の減少
少子化に伴い故人の葬儀を行う子供の数は半減している。
その分、葬儀へ掛けられる費用は減少し、費用のかかる大規模な葬儀を消費者がさけるようになっている。】
これもありますね。昔は親一人でも子どもは6人という家族は多く、葬儀における各人の経済的負担は同じでも、人数が多い分、葬儀にお金がかけられていたという単純計算の事情がありました。
しかし、今日では、故人の身内が少なくなり、その分だけ葬儀にお金をかけられないというだけの事情はあるでしょう。
【 3 高齢化と近所付き合いの希薄化による会葬者人数の減少
葬儀への主な招待理由として、「近所の方を招待する」「故人の仕事関係の方へ声を掛ける」
「故人の友人へ声を掛ける」――この3点が主な招待理由ですが、全て減少してきている。】
これも大きな理由にあげられますね。
高齢化にともなって、故人の葬儀に出席する故人の友人や知人はガクンと減ります。
もちろん、友人や知人がもう故人であることもありますし、生きてはいても老人ホームや老人介護施設などに入所していることは多々あるでしょう。
また、切実な問題として、年金暮らしでの冠婚葬祭の費用、とりわけ香典というのもは、お年寄り世帯の家計に大きく響きます。
ですから、次第次第に身内だけの葬儀となっているという面もありますし、実はそれは、みんなが少しずつ望んでいたことなのかもしれないのです。
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